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「民主主義のお手本」と「選挙監視団」

アメリカだ。おいらこそがグローバルスタンダード、民主主義万歳。今、テロと闘っているんだから、つべこべ言わずに黙ってろ。

日本人ってのは「もうアメリカが大好きでたまらない!」まんま数十年来ちゃったという国際的に稀有な存在だと思うのだが、流石に最近のメンタリティは変わってきているだろう。もちろん決定的なのは先のイラク戦争だが、それ以外でもその傲慢ぶりには辟易させられる。こうした「アメリカン傲慢」にきっちり嫌味を言うのはマレーシアで、4年前のブッシュ・ゴア選挙でのフロリダの大混乱の際にラフィダ通産相という女傑は「民主主義で他の国を主導すると言ってはばからないアメリカでこうした混乱が起きたのは驚くべきことだ。先進各国は選挙監視団を派遣するべきだろう」なんて発言して、一部で喝采を浴びていた。

もちろん4年前のこのラフィダ発言は嫌味にすぎなかったのだが、先ほど読んだ記事によると11月のアメリカ大統領選挙に欧州安保協力機構(OSCE)が選挙監視団を出すことになり、なんとアメリカ国務省も受け入れを決めた、という(共同)。記事は「国際協調を演出する狙いもある」ということで、これもブッシュの選挙対策なのかもしれないが、なんかいい気味だなあ。スカッとしたニュースだ。
by haloon | 2004-08-10 01:40 | 本日のお題
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