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恐るべき宣伝効果

調査会社のネットレイティングスによると、8月のライブドアのウェブサイトの利用者は、6月に比べて2.1倍になったという(本日付日経)。記事は「同調査会社は野球の件も知名度向上、利用増の一因と見ている」というが、普通に考えればそれが最大の理由でしょう、やっぱり。具体的データはないが、現在のライブドアの知名度の大半はこの騒動をきっかけにしているのではないか。いまではいっぱしにブロガーのひとりになっている私も、恥ずかしながら今回の騒動まではライブドアを知りませんでした(楽天は知っていましたが)。「僕も知らないような人が」って言っていた(前)尊大オーナーさんと一緒ですな。

27日のプロ野球実行委員会では、楽天とライブドア以外にも1社から加盟申請があったが「申請内容に真剣さが認められない」ことから、『売名行為』と判断されて却下された、という(本日付毎日運動面)。具体的にどうした点から「真剣でない」と判断されたのかは分からないが、ライブドアの申請書は厚さが10センチくらいにもなるものだったというから、審査するまでもなく一目でわかるようないい加減なものだったのだろうな。これをやったトホホな会社の名前は広く公開して「他山の石」とする方がいいのか、それでは売名行為の思う壺だからこのように冷たく無視するのがいいのか。

参入に賭けるライブドアの真剣さを疑うものではないが、これだけの頻度で連日会社の名前が取り上げられたらそのPR効果は数億円単位にもなるだろう。たとえ審査が通らなくてもプラスマイナスで考えれば確実にプラスになっている。もちろんこれは楽天にも言えることで、それにあやかろうという便乗組が出てきても不思議ではない。
by haloon | 2004-09-28 13:57 | 本日のお題
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