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核実験ではなかったが、別の「実験」だったのか

軍事用語に「威力偵察」というものがある。敵に気づかれずに行う偵察とは違い、わざと敵と衝突してその反応を見るものだ。北朝鮮北部のナゾの大爆発はますます真相がわからなくなってきたが、北朝鮮がこの「威力偵察」を謀ったという気がしてきた。水力発電のための発破というが、わざわざ危険を賭して暗い時間帯に発破作業を行うのは不自然だし、それを建国記念日というオメデタイ日の未明にやるのも変。それよりも、こうした記念日を政治利用する自らの性癖を逆手にとって爆発を演出、アメリカや韓国の反応や情報収集能力を見極めたかったのではないか。

この問題で韓国政府はきのう、「爆発自体がなかった」との発表をした。これも不可解だ。一部韓国紙が載せた「キノコ雲」なる写真は、とても「自然な雲」には見えなかったぞ。「観測した地震波とキノコ雲は100キロ離れていた」って、おいおい、日本では地震発生から震源地の特定は1分以下でできているではないか。さらに問題なのは、せっかく南北間に設置したホットライン、これが機能しなかったことかもしれない。使わなかったのだろうか?こんなことでは「イザ」という時は大丈夫か?偶発戦争に発展しかねないではないか。

12日に第一報を出してきた韓国のマスコミにも問題を大きくした罪がある。もちろん政府からのリークに乗ったのだが、かの国の記者さんたちは「思い込みと勢い」だけで突っ走る人がとても多くて、なんとも危なっかしいのだ。

この問題にはまだまだウラがあるに違いない。そしてここでも鍵を握っているのは北朝鮮の実質的な「宗主国」の中国だろう。
by haloon | 2004-09-18 13:27 | 本日のお題
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