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(ダイエット)楽しみにしている水泳教室

会員になっているスポーツクラブが9月の毎週日曜日に行う「初級クロール講習」を申し込みました。4回で4200円、つまり1回1000円で計算しているようです(1回60分)。9月は久しぶりに勤務シフトが曜日で固定されたので参加できるのですが、毎週日曜日の午後ド真ん中にプール通いするわけで、家族には評判がとても悪い。

クロールについてはムック本やらハウツー本を5冊は読んだし、7月にはDVDまで買って研究しているのですが、どうも長い距離を泳ぎ続けることができない(休憩上がりでも連続100メートルが精一杯)。つまりは全身持久力の問題でもあるわけですが、この講習で少しでも省エネタイプの泳法を身に着けたいと思っています。

しかしこんなものでこんなにワクワクするとは思わなかったなあ。
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by haloon | 2004-08-31 18:14 | ダイエット

牙を剥く権力に対峙する覚悟はあるか?

「ミラーマン」という新しいニックネームがついてしまった植草一秀元教授が事件後初めて記者会見、「天地神明に誓って無実潔白」と言い切った。手鏡を持っていたことについての「テレビ出演時に衣装を直すため」という弁明はいかにも苦しいが、事件の真相についてここで云々するほどの知識はない。

この事件で印象に残ったのは初公判での検察の冒頭陳述のすさまじさだった。携帯電話に残っていた画像の内容や枚数まで細かく記載、法的に言えば被告の性癖を立証する傍証なのだろうが、普通の感覚からするとこれはもう「衝撃的な暴露」だ。もし植草被告が逮捕段階から罪を認めて「ごめんなさい、ムラムラしたんです」としていたら、果たしてここまで詳細な内容が書き込まれていただろうか。マスコミが注目する公判廷で読み上げられることを想定、「おカミに楯突いた者への制裁」的意味合いはないのか。権力がその牙を剥いた瞬間を見た思いがした。

こうした事件ネタを担当する社会部の記者は通常警察や裁判所の「記者クラブ」に詰め、当局の発表を原稿化することに忙しい。そこにいる若い記者が血眼になるのは「いかにライバル他社を出し抜いてスクープを取るか」「そのためにいかに当局(警察官など)と仲良くなって情報をもらうか」である。こうした若い記者に記者クラブの功罪などを説いてもこれはまさに「馬の耳に念仏」で、現場でそんな議論を上司に持ちかけようものなら「お前はやる気がないからそんな弱音を吐くんだろう」というレッテルを貼られるだけだ。さらに日本では逮捕・起訴された被告の有罪率が極めて高い。つまり記者クラブの発表を鵜呑みにして記事にしても、あとでそのことが問題になることは少ない。

一元的に記者クラブの弊害だけを論じるつもりはない。しかし、現場から少し上の視点を持つ我々の世代には、時にはちょっと立ち止まって権力との関係を考え直す必要がある。これは給料の一部でもあるし、それだけではない、私にこの商売をここまで続けさせてくれている社会への恩返しになるはずだ。

何をやれるのか、その覚悟がどこまであるのか、激しく自問する日々。
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by haloon | 2004-08-31 12:23 | 本日のお題

メダル数を単純比較する愚

アテネ五輪の日本は金メダルが16個で東京大会に並び、メダル合計37個はロサンゼルス大会を抜いて史上最多になった。この記述は正しい。しかし五輪は常に変遷している。それを忘れて(度外視して)メダルの数だけを過去の大会と単純比較するのはいかがなものか。

東京大会は163種目で、アテネ大会301種目のおよそ半分だった。当然メダルの数も半分だったことになる。ソ連・東欧諸国はロス大会をそろってボイコットした。このとき日本は32個のメダルを獲得したわけだが、もし「正常な」大会だったらどうだっただろう。女子レスリング、女子柔道、シンクロナイズドスイミング、これらの競技人口は世界にどれくらいいるのだろうか。一握りの国でしか行われていない競技もあれば、陸上短距離のようにまさに世界中でアスリートが鎬を削っている競技も存在する。そもそも40年前の東京大会当時に、国際レベルのアスリートを輩出できる余裕がある国はどれだけあったのだろうか。一口にメダルといっても意味合いが違う、ということはアタマに置いておいていいだろう。

とはいえ、メダルの価値に貴賎のあるわけもない。これだけ大量のメダルを獲得した日本の国民やメディアが過去の大会と比較したくなる気持ちもよくわかるし、直近のアトランタ大会やシドニー大会に比べて日本が大躍進したことは間違いない。

最終日、ハンガリー選手のドーピング違反で金メダルを獲得した室伏広治選手の言葉に感動した。「金メダルよりも、真実の中で試合が行われることがどれだけ大切か考えている」

アテネ大会は長く日本人の記憶に残る五輪になった。
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by haloon | 2004-08-30 15:46 | 本日のお題

こりゃホントにやばいぞ、プロ野球

キー局の幹部として驚くべき発言をしたのがフジテレビの山田良明編成制作局長だ。27日にあった10月改編発表の席で「(年間視聴率で)日テレに差をつけて(リードして)いるのは巨人戦のため。うちは今日明日を含めて3つしか残っていないので、ホッとしているのですが…」と巨人戦中継を「お荷物扱い」した、という(報知新聞)。わずか2、3年前までは、ある意味日テレ以上に「巨人戦巨人戦」と騒いでいたフジテレビだけに、隔世の感がある。「もう巨人戦は要りませんよ」という「戦略的縁切り宣言」なのか、それとも視聴率担当としてのとっても正直な感想をポロっと漏らしただけなのか。後者ならスポーツ担当との社内衝突は必至だな。

もし本当にテレビ局の戦略変更があるとしたら、それはこれからのプロ野球にとって確かに大きな影響があるだろう。しかし「プロ野球がやばい」とタイトルに掲げたのはこの民放幹部の発言からではない。

小学校3年生の長男が持ち帰った文集を見た。「将来の夢」という寄せ書きに、男の子の9割が「サッカー選手」と書いている。プロ野球選手はいない。うちの長男の夢は「パイロット」だが、学校ではフットサルチームに入っている。「野球のルールを知っているのか?」と聞くと「なんとなくわかるけど、細かいところは知らない。ハンドベース(バットではなく手でボールを打つ野球らしい)で守っていてボールが来るとどうしていいのかわからないから、ボールから逃げるようにしているんだ」「学校に野球の道具はある?」「ハンドベースがあるからベースはある。バットも見かけた。でもグローブはないなあ」

このところの球団合併・1リーグ騒動で古田選手会会長は「こんなに簡単に球団数が減るようなリスキーな競技だと、優秀な人材が打ち込むことができなくなる」という趣旨のことを言っていたようだが、問題はそれよりもずっと深刻だ。「競技(興行)の将来性リスク」なんてことを考える以前の幼い子供たちの視界から、野球そのものが外れてしまっている。

フジ・山田氏の発言でも、より本質を突いているのは次の言葉かもしれない。「五輪でほかの競技を見ていると、野球がなんとスローなことか」。この夏はこの発言に思わず頷く日本人が多かったことだろう。
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by haloon | 2004-08-29 18:42 | 本日のお題

経済の不振は日本人の精神の余裕を奪う

「日本人の宗教はカネである」これを実感させられるのは、精神の余裕を失った日本人の姿を見るときだ。

アロハ風シャツにジーンズ、頭にはキャップという「どうしようもないチンピラスタイル」(カミさん評)をしていると、深夜にタクシーがなかなかつかまらない。「どうせ近距離だろう」「それよりもあんな輩を乗せたら無用のトラブルに巻き込まれかねないぞ」と思い込むのか。

成田空港搭乗口付近のスナックコーナーには白い線が引いてあって、一歩踏み込んだ父親はウエイトレスに「そこに並んでください!」とたしなめられた。まったくガラガラなのに何にイラついているのか。入国管理官でもあるまいにそこまで官僚的にする必要があるのか。マニュアルに反する客を放置すると自分がリストラされるのか。

成田の航空会社チェックインカウンター職員はうちの一家から預かった戻りのチケットを2度も放置、返却し忘れそうになった。「ちゃんと戻さないと駄目じゃないか」と指摘すると、こちらを睨みつけながら嫌味タップリの口調で「それは申し訳ございませんでした」とのたまった。この場面では必要のない復路のチケットを渡してきた客が悪いのか、それとも客から預かった重要書類をキチンと返せない自分に非があるのか、これがわかっていない。人減らしで忙しくてやってらんねぇよ、ということか。

こんなつまらないことでお互いがイライラしていて、これで日本人は幸せなのだろうか。ブータンはひとりあたりのGDPは日本の百分の一だが、こどもは空き缶のフタに棒をつけただけのおもちゃの車で実に楽しそうに遊んでいた。女たちはおしゃべりしながら自分の服を機織りしていた。ハワイでは16時になるとサーフィンやパーティーに急ぐ帰宅者のラッシュでフリーウェーが渋滞する。「人間を幸福にしない日本というシステム」という秀逸なタイトルの本を思い出す。

心の拠りどころとする経済がうまく行かなくなると、社会に余裕がなくなって精神的に荒廃する。たかがカネの嵩の多少ごときにメンタリティを支配されているナサケナイ日本人の姿がここにある。
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by haloon | 2004-08-28 15:34 | 本日のお題

「イラッシャイマセー」のパブがまた増えるのか?

いまの日本にはフィリピーナが接客するいわゆる「フィリピンパブ」が本当に多い。首都圏だけでなく、あらゆる都市にあるのではないか。特にこのテの店が好きなわけでもないので、たまに仲間と連れ立って飲みにいった時におねいさんたちに「取材」してみるだけだが、みなさん来日が2回目、3回目で、過去の滞在は東北地方だったり中国地方だったり、実にバラエティに富む。みんななかなか日本語がうまいし、新しい客が来た際の「イラッシャイマセー」の掛け声はとっても賑やかだ。

26日付読売によると、FTA(自由貿易協定)の交渉の焦点になっている外国人労働者の受け入れ問題で、日本はフィリピンの看護師と介護士を受け入れる方針だ、という。日本では少子高齢化が急速に進んでいるだけに、こうした部門に外国人労働者が進出するのは必然の流れかもしれない。またフィリピンにとって外国への労働者派遣は一大産業だ。英語ができるだけにメイドさんが多いようだが、数年前の中東・イエメンの政変では、ウチのマニラ特派員は「こんなところにもメイドを出しているから、フィリピン国内は大騒ぎになっていますよ」と言っていた。だから先月トラックの運転手がイラクで人質になった時、アロヨ政権はアメリカとの関係悪化を承知しながら、イラクからの部隊撤退を断行した。海外にいる同胞の保護は国家の最優先事項だ。

さて、読売によると看護師と介護士の受け入れはそれぞれ年間100人を上限とする、という。表向きには「同じ職業の日本人の雇用機会を守るため」なのだろうが、それだけではないだろう。「看護師」「介護士」の名目でフィリピン人がドンドン入ってくるのを避けたいのだ。「イラッシャイマセー」のフィリピンパブが売春行為などで日本の治安を悪化させているかどうかは知らないが。

パブで働くフィリピーナの殆どはダンサーなどを対象にするいわゆる「エンターテイメントビザ」を取得してきており、入国制限が実効性をともなっていないように見える。同じ東南アジアでもタイ人にはこのビザは発給されず、女性の場合はかなりのトシのオバさんでも日本に来るのは大変だ。どうせ入国を制限するならまずこのダブルスタンダードをなんとかするべきだろう。
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by haloon | 2004-08-28 11:37 | 本日のお題

宗教としての有酸素運動

早朝のジョギング中にどこからか「チーン」という涼しげな鐘の音が聞こえた。どのような人がどのように鳴らしているのか知ることはないが、今の東京の都市部なら創価学会員のお勤めだろうと推察することになる。別に既存仏教の在家信者だっていいのだが、確率としては低いだろう。宗教そのものを否定することはできないし、現代の日本でかの団体がこれだけ信者を集めているのは、それを必要とする日本人がそれだけ多いということなのだろう。「そんなものに頼らずに力強く生きてはどうだ」などと不遜なことも言えない。私はかの団体とはまったく無縁だが、それだけに島田裕巳「創価学会」(新潮新書)はあの巨大勢力のアウトラインを簡潔に示してくれて面白かった。こういった本は、対象との距離のとり方が難しかっただろうな、特にこの著者の場合は。

ジョギングしながらさらに考えた。では、自分にとっての宗教は何?「すべての日本人の宗教はカネだ」という意見をどこかで読んだことがある。なるほどほとんどの日本人が共通して真摯に追い求めているものは、経済のほかにはない気もする。それを除くと・・・おお、そうだ、私にとっての宗教は「有酸素運動」だ。

つまりそこには「教祖や経典がある(有名コーチの書いたハウツー本だが)」「日課としての日々のお勤めがあり、それをやらないとキモチが悪い(私の場合はジョギングやスイム)」、そして「続けていればいいことがある、という現世利益の信仰」、これはまさに宗教にほかならない。一般的に認識されている宗教と違うところは「教団に所属していない」「そのため、寄付行為を強要されない」というところ。

「有酸素運動教」略して「有素教」か。商標登録でもしておこうか。
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by haloon | 2004-08-27 17:46 | 本日のお題

オリンピックで国威発揚、国民団結はいかがですか

報道機関にいると実感するのだが、事件・事故の派手さをしのいでトップを張るような「いいニュース」は極めて少ない。この意味で「報道機関は他人の不幸で商売をしている」との悪口はあながち的外れではない。ましてや連日トップニュースが「いいニュース」で埋められるのは日本人選手が活躍した時のオリンピックくらいしかないわけで、早くもアトランタやシドニーをメダル数で抜いてしまったアテネはもう「メダルインフレ」「メダルバブル」の感じになってきた。ここまでメダリストが多いとひとりひとりの注目度が下がってしまって、ほかの大会よりも事後の「メダリストの忘れ去られ速度」が速くなるのではないか。マスコミにおける「感動の消費速度(食い散らかし)」もさらにエスカレートしているし。まあ大会後半の種目を考慮すると、このバブルもそろそろ終わりのようだが。

発展途上国はオリンピックを「国威発揚」の機会ととらえて国を挙げて取り組む。よく言われることだが、「国威発揚」という用語はなんとなく意味が分かる気もするが、あいまいな概念でもあるな。「新設校が甲子園に出ると知名度が上がって生徒が集まりやすい」という経済効果が国家レベルにあるか?中国の金メダルが多いと中国製品が売れる?これを「国民団結」と考えれば、アテネの日本人選手の活躍は十分これにあてはまる。経済的にも社会的にも閉塞感が強いこの日本でこれだけの国民がほぼ連日徹夜してテレビの前で一喜一憂しているのだから。

個人競技のメダルラッシュに比べて団体競技の不振が目立つ。女子バレー、男子サッカー、ソフトボールなどだ。「余丁町散人の隠居小屋」ブログさんによると、「失敗の原因を運に求めるのは日本青年の特徴だ」との議論があるそうだ。いきなりそこまでの世代論にまで発展していいのかどうかは分からない。「人気種目のマスコミ的期待感バブルがはじけちゃった」のではないか。

個人的には北島康介の「有言実行」はとってもカッコいいし、頼もしいと思う。逆に、野球代表がベンチに長嶋監督のユニフォームを置く、という感覚には付いていけない。日の丸に書かれた長嶋による「3」の書き込みも、文字が歪んでいて痛々しいだけだ。一瞬、「長嶋って死んだんだっけ?」と思ったよ。
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by haloon | 2004-08-19 07:58 | 本日のお題

やっぱりユルんでいたか、日本人!

「タイの地下鉄で客を車両に残したまま帰った車掌」を紹介したばかりだが、何のことはない、日本でも明るみに出てしまった。本日付の毎日新聞(都内版)に載っているものだが、「3月30日夜に、都バスの運転手(42)が終点でも車庫でも車内点検をしなかった。このため車内で酔って寝ていた60歳代の男性に気づかず、同日午後11時頃、別の職員がバス内から男性の声がするのに気づいた」という。

おい42歳運転手、どうして「車内をちょっと点検する」という単純作業ができないのだ。思い込みか、ダラケているのか、意図的なサボタージュか。電車1編成ではない、たかがバス1台、それも自分で運転していたバスだ。その終業点検が「できない」という状態はプロ意識の欠如、いやいや、もっと基本的な部分の欠陥を感じてちょっと怖いぞ。こんなのが毎日バスを運転していていいのか?

毎日の記事で都の交通局は「テロ対策で頻繁な車内点検を求めている中、問題だ。再発防止に努めたい」というコメントだが、こんな当たり前のことができない運転手に対してどういう「再発防止策」があるのだろう。「トイレの後は手を洗いましょう」「人に会ったら挨拶をしましょう」から始めるか。
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by haloon | 2004-08-18 12:44 | 本日のお題

人口減少社会とは

合計特殊出生率が1.29になった。少し古い記事で恐縮だが、神田玲子さんの「国家的危機と認識すべき」(4日・日経)はこの問題についていろいろな視点を提示していて参考になった。特に若年層・子育て層を社会的弱者と規定する視点はもっと議論されていいだろう。さらに記事の中で驚いたのは「仮に現在の出生率の水準が続いたとすると、500年後の日本の人口はわずかに13万人と、ほぼ縄文時代並みの人口水準になってしまう」というくだり。一体、どうなっちゃうんだ?

もちろん13万人では国が成り立たないから、早い段階から本格的に移民を受け入れる。移民には言葉の問題があるから地域のコミュニティーがさらに分裂する。加えて移民は金銭的に苦しいので、治安が劇的に悪化する。政府の徴税コストがかさむうえに治安維持のためのコストも激増、裕福な人間はセキュリティシステムに大金を投じるようになる。伝統的島国鎖国根性に火がついて移民排斥を訴えるネオナチ右翼が勃興、それなりの政治勢力になる。経済が没落してゆけば地域での政治力も低下、アジアでの通貨統合や政治統合が真剣に議論されるが、超大国になっている中国の思惑に逆らうことは難しくなる・・・・

最近の欧州の没落国家をなぞったシミュレーションだが、現実味は十分だろう。
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by haloon | 2004-08-17 10:49 | 本日のお題