世界最大の産油国を・・・

30日付日経夕刊から。サウジアラビアのイスラム教最高権威はカメラ付き携帯の国内での使用を認めない宗教判断を下した、という。記事によると「手軽に写真が取れるカメラ付き携帯は女性の姿の撮影につながるため『風紀を乱す』としているらしい。これだけ携帯が広く普及し、さらにどの機種にも当たり前のようにカメラ機能がついている日本から見ると信じられないようなことになっているのである。

世界中のいわゆる「イスラム教国」でもその厳格さには濃淡があり、聖地メッカを抱えるサウジアラビアはもちろん最高に厳格な国の代表格だ。かつてマクドナルドがサッカーのワールドカップの際に出場国の国旗を紙コップに描きこんだら、国際問題になったこともあった。サウジアラビアの国旗には聖典「コーラン」の一節が書き込まれているため、「使い捨てが前提となっているコップにコーランの一節を使うのはケシカラン」というわけだ。

こうしたエピソードから見えてくるサウジアラビアという国の成り立ちは日本人の感覚からはあまりにかけ離れている。絶対的な権力を持つ王室が内閣を任命するという政治制度はやはり民主的とはいえないし、王族が富を独占するという構図もあって、貧しい若者の間でイスラム原理主義がさらに台頭する恐れもあるという。

代替エネルギーへの取り組みは遅々とした進行ぶりで、世界的経済が石油に依存する体質はまだしばらく続く。世界最大の産油国の国のありようを、カメラ付き携帯禁止にビックリしているレベルではなく、さらに詳しく知っておくべきだろうと自戒する。
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by haloon | 2004-10-02 13:20 | 本日のお題
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