ふしだらな性行為を条例で抑えようという生真面目な行為

共同通信によると、22日に開かれた東京都の「青少年の性行動について考える委員会」初会合で、中学卒業までは性交渉をしないよう都条例で規制すべきだとの意見が委員の1人から出された、という。もし「都の条例で規制」ということになると、罰則規定も設けられるのだろうか。

初セックスの適齢期が何歳なのかは知らないし、機能的には中学生でも十分可能であることは誰もが知っている。それを「何歳からであればやってもよろしい」とお上が決めることに違和感があるのだ。こんなものは社会全体のモラルの問題だし、それに伴う責任をどう理解させるかという教育の問題である。個人的には「中学生の幼すぎるセックスはケシカラン」という意見には賛成したい気分だが、「では高校生ならいいのか?」となるとよくわからない。実態として現代の高校生の性交経験率はかなり高いと聞くので、つまり「高校生については現状を追認せざるを得ないから、せめて中学生にはやめさせよう」ということか?「都内の教師らが2002年に実施した調査では、中学3年の性交経験率は男子6・8%、女子8・7%。1999年の調査より男子は1・5ポイント、女子は5・4ポイント増えた」という記事も見つけた。女子では1割に達しようという数字はなるほど衝撃的、教育現場ではそれだけ危機感をもってこの問題を捉えているということなのだろう。

この問題では石原都知事も24日の会見で「条例で禁止するのはいかがなものか」と発言していて、「一定の年齢以下の子供が性交渉をしないように教えることを、保護者らに求める規定」が別の条例に盛り込まれる見通しだという。こちらの方が穏当だ。

冒頭の「考える委員会」のメンバーは12人。このうちのどなたが「規制すべし」論者だったのかは分からない。とっても生真面目な都の委員さまが、現場の危機感と自分でできることを生真面目に考え抜いての意見なのだろうが、やっぱり息苦しい。
[PR]
by haloon | 2004-09-25 14:45 | 本日のお題
<< 無責任なのはどっち? 基礎体力が乏しいと、夏バテは仕... >>