これぞ天才の証し?イチロー

21日の一試合5安打に続き、22日は4安打のバカ当たりで、いよいよ大リーグ記録が視野に入ってきたイチロー。のこり10試合に10本打てばタイ記録、なにしろ2試合で9本も打つほどの勢いだから、うちの社内もお祭りに向けて「秒読み体制」を固めているようだ。

記録へ向けてこれから気になってくるのは、対戦相手側の「故意四球」か。大リーグの「文化」には詳しくないが、「卑怯な振舞い」が最も軽蔑されるというからそれはないのかな。なにしろ日本は年間最多本塁打がかかった近鉄のローズに故意四球を連発したり(01年)、甲子園で松井秀喜に5打席連続敬遠をするような「野球文化」の国だ。心配になっている日本のファンも多いだろう。そういえばローズの時は、最終戦の対戦相手の監督がそれまでの記録保持者の王貞治だったことで、ダイエーのバッテリーコーチが故意四球を指示したらしい。今回イチローが挑んでいるシスラーの年間最多安打記録は84年前、もちろんシスラー当人もすでに鬼籍に入っているから、その点での心配はないな。

イチローは滅多に談話も出さないし、ましてやテレビカメラの前で試合を振り返ってみせることはほとんどない。とにかく記者泣かせだ。かつて「女のインタビューしか受けないあんなやつはけしからん」と憤っていたスポーツライターさんの記事も見たな。日本にいたころのスキャンダル報道からすっかりマスコミ嫌いになったという説が有力だが、イチローの気持ちはもっと違うところにあるのではないか。イチローほどのプレーヤーともなると、フィジカルな部分をひとことの言葉で端的に表すことなどは到底不可能と承知、ましてやいちいちヒットや本塁打の感想をしゃべることに意味を見出さない、だったら誤解を受けるようなことを言うよりも黙っている方がよっぽどマシ、こんなところなのではないか。もちろん毎試合丁寧にマスコミ対応する松井秀喜の態度は誠実だが、「不正確なことはあえて言わない」ということであれば、イチローもまた実に誠実なのだ。

これもまた天才の証し、か。
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by haloon | 2004-09-23 19:08 | 本日のお題
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